うたかたの日々と夢うつつ

濡れた草の中の 青い小さな花 それはあなた それはあなた それはあなた

来年の手帳

九月になってぼちぼち来年の手帳が出る頃。

私はいつもどの手帳を買うのか、悩む。毎日の仕事は決まっているので、とりあえず出勤日に職場にいけばいい。プレゼンをするとか、打ち合わせがあるとかそういう予定もない。むしろ、手帳がいる人というとそういう人しか浮かばない自分の発想が貧困だと思う。子供の予定もない。ランチとか飲み会も月に一度もない。

私には、マンスリーで事が足りるはずだ。実際、使っているのもほとんどマンスリーのページで、そこに丸いシールを貼ってイベントごとに色分けをしてあるくらい。大きめのマスのマンスリーで充分。でも、でも、なんか来年こそは、いろいろメモをするのではないかと思って買ってしまう。来年こそは、観劇の感想をしっかり書こう。来年こそは、電車の時間を。日々の出来事を。ストレッチをやったかどうかのチェックを。体重を。と思い、それなりに書くスペースのある手帳を買ってしまい、空白が虚しく見えてしまう。

でも、やっぱり来年こそはいろいろ書こう。と思うんだけど。