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うたかたの日々と夢うつつ

濡れた草の中の 青い小さな花 それはあなた それはあなた それはあなた

End of the RAINBOW    チューも見慣れた感想

芝居関係

End of the RAINBOWを観てきました。去年に引き続き二回目です。

今回のキャスト ジュディ・ガーランド 彩吹真央さん 

        ミッキー       小西遼生さん

        アンソニー      鈴木壮麻さん

        インタビュアー    寺元健一郎さん です。

 

実在の人物ジュディ・ガーランドの亡くなる数か月前から、亡くなってからを描いたお話です。ミッキーは実在の人物ですが、アンソニーは架空の人物です。ジュディは、アルコール中毒で、薬物中毒でその二つがないと、舞台に立てないくらいです。ミッキーは、経営しているクラブでジュディと知り合い、婚約者になります。アンソニーは、昔からジュディの友人でゲイのピアニストです。

このお芝居は見るたびに、不安になります。内容が重すぎる。救いがない。ハッピーエンドじゃない。精神的に弱っている時に観るのはよくないと思う。

舞台はイギリスです。ジュディの復活コンサート。ミッキーとジュディは最初はうまくいっています。ミッキーは、ジュディを愛している。少なくとも最初のうちは。ジュディの無邪気でエキセントリックなところに惹かれると思うんです。でも、ジュディのルーズさや気分屋のところ、ラジオの放送局からとんずら、薬、酒の要求、自分の全部を引き受けてくれ!という叫びにも助けにも似た要求に耐えられなくなっていきます。ある日、ジュディはコンサートも途中で投げ出してしまい、要求に負け、ジュディにリタリンを飲ませステージに立たせます。リタリンを飲んだジュディはそりゃあ、魅力的に歌い、コンサートも大成功するのですが翌日には、自分のコンサートがどうなったかの記憶もありません。ミッキーは輝くジュディを観たかったのかもしれませんが、経済的なこともあり、二人の距離はどんどん離れていくようになります。

ピアニストのアンソニーは、昔からの友人ということでジュディの事をよくわかっており、最初は適切な距離をおいてミッキーとも接しています。アンソニーは、ゲイだけれども恋愛感情とは別の所でジュディを愛しています。化粧前でジュディにお化粧をします。舞台に立つのが怖いというジュディに、みんな怖いんだよ。大人のふりをしているけど、みんな子供なんだよ。とやさしく諭し、問題のコンサートの翌日には、ジュディに、愛させて。僕の一分一秒を君のために使うよと、ジュディに一緒に住まないかと提案します。

この提案を、ジュディは断ります。ミッキーに、アンソニーとさよならしてたの。とか何とか言って断ってしまいます。ミッキーとジュディは結婚をし、その三か月後にジュディは薬物の過剰摂取で亡くなります。

最後に、ラジオ局のインタビュアーがでてきて、ジュディに聞きます。あなたは、どのような存在になりたいですか?ジュディは答えます。みんなが私の歌を必要としてくれるような存在。そうして、ジュディは不滅の存在になる。と。ここが救いですかね。

あまりにも重いのでかどうか知りませんが、最後にフィナーレみたいなのがあります。

 

はー前置きながっ。

私が救いがないなーと思うのはジュディがミッキーと一緒になっていても、アンソニーと一緒になっていても幸せになれなかったんじゃないかと思うからです。ジュディにはいつも刺激が必要だった、人から注目されることが必要だっだ。それは、ジュディの周りにいつもあり、空気のようなものだった。ミッキーと一緒になって田舎で暮らしても、アンソニーと一緒になって穏やかに暮らしても、いつか必ずジュディは刺激がほしくなり、自分を痛めつけるようになっていた。そんなふうに思ってしまうんです。でも、だからこそジュディはありったけのエネルギーを歌にぶつけることができたとも思うんですけど。何回観ても、ヒリヒリするというか、観ている途中で過呼吸になりそうになる舞台です。

演じる方は誰も素晴らしかったですよ。