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うたかたの日々と夢うつつ

濡れた草の中の 青い小さな花 それはあなた それはあなた それはあなた

いつまでも同じ土俵にはいられない

日常

十年位前、同じ職場で働いていた人たちと飲む機会があった。前々から、三か月に一度くらいそういう会が在ったらしいのだけれど、私は知らなかった。Tちゃんが教えてくれたのだ。「そういう飲み会があるんやけどさ。なんか最近話が合わんし、来ん?」みたいな感じで誘われた。Tちゃんと私は、小さい頃からの付き合いで、今も車で20分くらいの所に住んでいる。Tちゃんは、三人の子供を産み、今は300床くらいの総合病院でパートとして働いている。私は、子供はなく、老人保健施設やデイサービスも経験し、今は小さなクリニックで透析業務をしている。あとのメンバーは、孫がいて師長さんまで出世した人、外来で働いている人、フルタイムで働いている人、子供がいるのでパートや時短勤務で働いている人がいる。みな同じ病院だ。Tちゃんも私も十年位前まで働いていた、700床くらいの総合病院。

Tちゃんは、活発で前に出るタイプの子だ。だから、今でも昔の大きい病院で働いているかつての仕事仲間たちがうらやましいんだろうと思う。そのうえ、私たちは大きい病院側からみれば、少数派だ。話があわなくても仕方ない。でも、Tちゃんはまだ同じ土俵の上にいたいのだなと思った。

人生は、大人になるにつれてどんどん枝分かれしていく。節々で最良の選択をしていたはずなのに、いつしか世間で言われるところの負け組になってしまったり、こんなはずじゃなかったと思うことがたくさんあるのだと思う。それでも一つの道しか選べない。だから、今いるところで生活していくしかない。普段は、考えないかもしれない。でも、昔、同じ状況にいた人の現在を観たときに、ほかの道を選んでいればとふと考えてしまうのかもしれない。

私は、なんだかいろいろあって、普通という土俵にいることさえやめてしまったけれど、飲み会は楽しい。また、明日、元西〇階の飲み会がある。