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うたかたの日々と夢うつつ

濡れた草の中の 青い小さな花 それはあなた それはあなた それはあなた

廃墟本

廃墟本が好きで何冊か持っている。

”廃墟っ”気持ち悪い。という人もいるけれど、私は好き。実際に行こうと思うと、ちょっとハードルが高いけれども、廃墟本は、廃墟になったわけや、写真も何枚も載っていて楽しい。

廃墟は、基本的に整理されていない。家財道具や書類がそのまま残っている。売り物件でも、空き物件でもない。人だけがそのままいなくなってしまった、まだ人の生活の跡が残る建物。そこにいた人や集まっていた人の生活を思うと切ないが、昆虫や動物が植物の種を運び、廃墟の中に草が侵入し、自然に帰りつつある様をみると自然のたくましさを感じる。廃墟は人工物と自然の境目にある。

想像する。人間が滅び、地球が大きな廃墟になる。あっという間に緑に埋め尽くされる。今いる人間以外の生物が繁殖し、淘汰されるものは淘汰され、進化するものは進化する。そうやって考えるとすごく、穏やかな気持ちになる。

今日も廃墟本を読みながら寝よう。