うたかたの日々と夢うつつ

濡れた草の中の 青い小さな花 それはあなた それはあなた それはあなた

オレちんとSちゃん

オレちんは我が家のワンコで、チワプーの女の子。体重2キロ。

Sちゃんは隣のうちのワンコで、チョコラブの女の子。体重25キロくらい。

オレちんは、初めてSちゃんに会ったとき、両耳をひっくり返してとてもびっくりしていた。まだ、三か月の頃だ。

今、二匹は散歩で会ったり、時間があるときにお互いの庭にお邪魔するようになった。あまりにSちゃんのテンションが高いと、オレちんはそれをひきぎみに見ている。Sちゃんが近寄ってくると、お腹をみせ、敵意はありませんよ。と意思表示をする。Sちゃんには、お腹からおしりからにおいをかがれているが、オレちんは体格の差からSちゃんのおしりのにおいを嗅ぐことはできない。Sちゃんの飼い主さんがオレちんを呼ぶと、Sちゃんの目を盗んで走り寄っていく。そんなしたたかさもある。時々、顔を見合わせたりしているし、Sちゃんの姿をみると近寄っていくので、お互い嫌いではなさそう。ただ、オレちんにとってSちゃんは大きすぎ、Sちゃんにとってオレちんは小さすぎるのだ。

そんなに体格に差がありながら、どうして同じ犬だと判るんだろうと私はいつも不思議だ。人間と巨人くらいの差があるのではないかと思うし、そもそも人間と巨人は同じではない。漫画のネタになるくらいだから、架空の生き物なんだろう。

不思議だなーと思いながら、走り回るオレちんたちを見ている。